スタッフ

互いに自立して知的に生きてきた夫婦。妻の認知症の果てにやっと「愛」を見つけ、薄れゆく「過去」ではなく、家族とともに「現在」をしっかり生きようとする。妻が最後に見せる笑顔の、なんと生き生きしていることか。

-   アニメーション映画監督 高畑 勲

使えなくなっても捨てられない。大切にしていても、いつかなくしてしまう。
自分が家族が知人が、そんな宝物だったということを思い出した。

-   脚本家 木皿泉

認知症という樹林の中に迷い込んだ母を探し続ける家族の愛情に泣いて笑って、素晴らしい時間でした!

-   漫画家 岡野雄一(ペコロスおかの)

アルツハイマー。介護。これだけで「見るのやめよう」と思う人もいるかもしれませんが、 決して、いやな気分になる映画ではないです。恋愛映画と言ってもいいくらい。幸せな家族のアルバムです。

-   小説家 姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)

認知症の今も過去も、人としての母の生を丸ごと肯定していく息子のタフネス。
人生と関係を生ききる姿への共感と無常の切なさにふるえた。

-   フリーライター・社会福祉士 寺田和代

たとえ国は違っていても認知症の介護による悩みや問題は同じです。
“ありのままを受け入れること”
決して簡単なことではありませんが、そこから新しい人生がスタートします。

-   フリーアナウンサー 町亞聖

私は、一般的に認知症の映画がキライです。理由は簡単。認知症の症状=(イコール)絶望的な映画のストーリーにしていることが多いからです。でも、この『わすれな草』は、主人公のグレーテルさん夫婦や家族の壮大なラブストーリーに仕上がっています。グレーテルさんがアルツハイマーであることは、一側面的なストーリーに過ぎません。優れたドキュメンタリー映画です。

-   映画監督 関口祐加

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